こんにちは、りぼんです(^^)/
前回の投稿から色々あり、半年ほど更新が途切れてしまいましたがようやく自分の気持ちが落ち着いてきたので少しずつ再開していきたいと思います。
結論から申し上げますと、インスタからご覧いただいている皆さまには先日ご報告させていただいた通り3回目の移植で陽性判定をいただくことができました。
ただ、私は1回目の移植時にも妊娠はしたものの9週の時に流産判定になり本当に辛い思いをしたため、今回妊娠判定をありがたくいただいても不安な気持ちが8割超えで、嬉しい気持ちはあるものの素直にその事実を受け止め切れなかったために更新することが途絶えてしまいました。
今回は、その気持ちについてお話できたらなと思っています。今不妊治療をしている方、流産をして悲しい思いをされている方の気持ちに寄り添えたらと思い自分なりに綴ってみますが、お辛くなる方はご自分の気持ちを優先させてくださいね。
不妊治療に向き合う気持ち
不妊治療を仕事と両立させるべく、また少しでも可能性の高い年齢の低い今日のうちに。一体私は妊娠できるのだろうか?
元々生理不順であった私が近くの産婦人科に行き多嚢胞性卵巣症候群と診断されてから、2週間後に不妊専門CLに転院。
タイミング法を3度、人工授精を3度そのCLで行った後一度も陽性を見ることはなかったのと、そこのCLに通うこと自体にストレスを覚え転院。不妊治療を始めてから約半年であっという間に体外受精にステップアップ。
そんな1度目の体外受精で1個だけ凍結できたものを移植し奇跡的に妊娠判定。正直あまり期待しすぎないようにしていたのと、仕事との両立にかなり悩まされていたため、思っていたよりも早く妊娠判定をいただけたことにとてもありがたく幸せな気持ちでいっぱいになりました。
この時の私は本当に甘くて、妊娠できたら最後まで無事に産めるだろう、と安易に思っていました。
まさか自分が流産するとは思ってもいなかったのです。
7週の健診の時に、心拍は確認できたもののとってもとってもゆっくり動いておりました。心拍が確認できたのだから大丈夫。そう思っていたものの、貰ったエコー写真の卵黄嚢が非常に大きく、赤ちゃん自体が大きくなっているような感じがしなかったのが少しだけ不安でした。
ただ、妊娠したことがないのでエコーがどうなっていればいいのか、どのくらい心拍が早く動いていればいいのかはわかりませんし、ネットで検索しても卵黄嚢が大きいから流産するというわけではない、心拍は段々しっかりしてくるもの、そんな情報もあり心配しすぎないように気を付けていました。
流産したときの気持ち
しかし9週の時、赤ちゃんの心拍は止まっていると言われて一気に絶望へと突き落とされました。双子だったかもしれなくて、1人ずつ消えていってしまったことも知らされました。一気に2人も失くしてしまった…
こんなに辛い治療を乗り越え、周りからも心無い言葉をかけられ苦しみようやく手に入れた小さな幸せが、こんな一瞬で失われてしまうなんて。
みんなが結婚してすぐに自然に妊娠して普通に産休、育休と順調にとっていく中で自分だけが取り残され、やっと来てくれた小さな命を失ってしまった。
とても自分の事を責めました。こんなに小さな命すら守れなかった自分の不甲斐なさに何度も苦しみました。流産した時の周囲の冷たい言葉にも大変傷つきました。そして私の場合は自然排出を待ち流産をしたため、いつ赤ちゃんが出てくるかの不安、そして実際元旦の夜に大量出血をして血圧が極端に下がってしまい、体調が悪くなって急遽病院に行って点滴をしながら血と涙を流した経験があります。自然排出した後、そんなに具合が悪くなる人は少ないと聞いていたので、本当に苦しい思いをしたと思います。
今でも当時の事を思うと、初期流産はどうしようもないことだと知りつつも、どうしても悲しい気持ちになり涙が止まりません。
最近あったのが、同じマンションに住む方々に立て続けに赤ちゃんが生まれており、同学年なので一緒に保育園を探したりして仲良くしていると聞いた時です。(私よりも後に結婚し入居してきた人たちが多いです)
自分は今ありがたいことに妊娠8か月ですし聞いたその時は大丈夫だと思っていたのですが、翌日トイレ掃除をしながら涙が止まらなくなってしまいました。
私の子も産まれていれば同い年だったのに失ってしまった。生まれていたら7月生まれだったなあ…
みんなはそんな悲しい思いせずに結婚してすぐに自然に妊娠して、流産もしなくて仕事も辞めなくて…
乗り越えたつもりでも未だに、他の人が子も、仕事も、全てを簡単に手に入れているように、また何も大事なものを失ったことがないように見えて、正直複雑な気持ちになってしまいました。(私にはわからない苦労がその方々にももちろんあると思います。)
でもそんなことを考えてしまうと今のお腹にいてくれている赤ちゃんにも申し訳ないので、気を取り直して自分の事だけを考えてゆっくり過ごすようにしています。
3度目の移植後の気持ち
流産後、気を取り直して再度採卵から挑みました。元々保険適用分の6回の移植を実施して子供を持つことができなかったら子どもは諦めよう、と自分の中で区切りを決めて取り組んでいた不妊治療。2回目の移植は陰性。そんなに毎回うまくはいかないよねと思っていたので、そこまで落ち込みませんでしたが、あと4回か~という焦りは少々ありました。
3回目の移植、またしてもあまり期待せず挑んだものの、陽性。
陽性と聞いても1度目の陽性の時とは全く違う反応をせざるを得ませんでした。「また流産するのでは…?」
嬉しい気持ちもありつつ辛い経験からネガティブな気持ちが押し勝ってしまい、安定期に入るまでは何も安心できない、と思っていました。
安定期と言われる5か月に入りつわりが落ち着き体調が整ってきたにも関わらず、赤ちゃんの事というよりも自分の事を信じてあげきれなくて、そうこうしているうちに妊娠6か月になっていました。
6か月になり毎度元気な姿を見せてくれる赤ちゃんのおかげで気持ちの面でも、やっと、ようやく落ち着いてきました。
里帰りを予定しているため、ある程度出産準備を進めていかなければならないことから、あんなに怖かったベビー用品の準備もポジティブに進められるようになってきました。
(1度目の妊娠時にすぐにたまひよに登録し、流産してからも余裕がなく暫く解約していなかったら、いろんな赤ちゃん用品のパンフレットや絵本が自宅に届いて辛くなった経験があるからです。)
そして妊娠7か月、ようやくお話する気持ちが固まってきました。
今の私が思うことは、
辛いことを永遠に、完全に忘れ去るということはできないし、その経験が自分を今までとは少し違う存在にすることもある。(成長して深みを増すことも、あるいは傷つくことを恐れすぎるようになることも)
でも生きていれば人は都度変化することが当然で、良い日も悪い日も、一日一日を淡々と乗り越えて過ごしていくのだということ。
流れるように生き続けていく中で、ある日自分自身の事を受け入れ大切にすることができた時、ようやく自分の手の中にあるものに対して幸せを感じることができる。(それは不妊治療で子を持つことだけがゴールではないと思います。流産した時、私は周りの少数自分の味方でいてくれる人に対して、今まで覚えたことのない感謝の気持ちで一杯になりました。自分の事を責めていたけれど、自分が存在していて良いんだ、と思えたからです。)
なので、今最中辛い思いをされている方へ、誰よりも自分の味方でいてほしいと思います。
不妊治療を乗り越える私たちは、日々いろんなことを考え辛いことを受け止めて成長していく上で、人として何倍もの厚みを増しています。
自信を失う日も勿論ありますが、一日一日を大切に、「今」に集中して生きてゆきたいですね。